浄妙寺
じょうみょうじ
1188年、極楽寺として創建。1257年に建長寺開山の蘭渓道隆(らんけい どうりゅう)の弟子、月峯了然(げっぽうりょうねん)が住職となり浄妙寺に改称。枯山水のある茶席「喜泉庵」は、1573~1591年に建立された茶室を平成3年(1991)に復興したもの。
浄妙寺の本堂に向かう
願い伝える着物姿の女性。
浄妙寺の庭園は、茶席「喜泉庵」の茶庭である枯山水のみである。茶席に入らないと、この程度しか眺められないので、
茶室を訪れてみた。飛び石と短冊敷きの敷石と中央の苔島が枯山水にアクセントを与えている。
茶席「喜泉庵」の縁側をパース(遠近法)で狙った構図で撮影。
おっと! 少し障子が閉まっていて気づきにくいが丸窓を発見。
2方向の額縁庭園を眺める「ダブル額縁庭園」がありました。
石造りの手水鉢(ちょうずばち:「つくばい」とも呼ばれる)が見える。
茶席「喜泉庵」を出る前に枯山水をもう1枚。砂紋が短冊敷きの敷石と平行であり、飛び石では石を中心に広がる波紋状になっている。
浄妙寺をあとにして次に向かおうとしたら、先ほどの着物女性の姿がみえる。
浄妙寺の境内案内図。敷地内には石窯ガーデンテラスやイングリッシュガーデンもあり和と洋の混在は、日本でも希有な寺院だろう。 [ 案内図を拡大する ]
○ | 鎌倉唯一、枯山水の額縁庭園を愉しめる寺院である。 |
× | 茶席「喜泉庵」を利用しないと庭園を愉しめない。抹茶と干菓子で600円、抹茶と生菓子で1,000円 |