世界2,300ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る
国指定名勝

常徳寺庭園

じょうとくじていえん
美しさ ★★
静寂さ ★★★
山口県山口市

常徳寺庭園の由来

常徳寺は室町~安土桃山(1573-1591年)創建と伝えられている。江戸時代に現在の山口県の沿革、産業、経済などの実態を調査した「防長風土注進案」には「古蹟 雪舟之築庭、常徳寺境内にあり 但年月不詳 方今は破壊して築石、池のかたちわずかに残り候・・・」と記されている。このことより雪舟が携わった庭園と推測されるが、雪舟は1506年に生涯を終えていることと、つじつまが合わない。常徳寺の創建時期か、防長風土注進案のどちらか、もしくは両方に間違いがあるかもしれないが、本サイトでは雪舟の作庭したと伝えられる庭園として紹介する。






  • 借景に蓬莱山

    雪舟庭ではないかと伝えられる池泉庭園。山奥にある庭園で24時間開放されているが外灯は一切ない。池泉には中島が造られ、主景には自然岩盤を配しており、右手には岩盤の裾部を掘削して造られた渓谷風の滝組がみられる。

  • 中島の護岸石は力強く、角張った石が多様されている

    中島を南側から眺める。中島の護岸石は力強く角張った石が使われ、中世(鎌倉・室町時代)の庭園を偲ばせる。

  • 蓬莱山を思わせる中島

    中島には山に似た「山形石」、立石、積石(つみいし)などを確認でき、また中島中央部にも石が据えられ、蓬莱山を思わせるような造りである。

  • 岩盤の裾部を掘削して造られた渓谷風の滝組

    池泉から東へ50mほど進むと滝があり、ここから遣水が池泉へと続いている。池泉への合流部分は岩盤の裾部を掘削して造られた渓谷風の滝組となっていて力強く、また珍しい。

  • 常徳寺の雰囲気

    常徳寺の雰囲気。周辺に小さな集落はあるが、かなりの秘境だ。


総評
雪舟庭園であるかは不明であるが、自然岩盤を主景にして、また力強い渓谷風の滝石組と余り例をみない貴重な庭園である。
×車でしかアクセスできず、うっそうとしている。一般受けしない庭園マニア向けだろう。


アクセス
山口県山口市阿東蔵目喜1498
山口県庁から車で45分。バスや徒歩でのアクセスは不可。

駐車場
あり(無料)

開園時間
24時間開放

入園料
無料

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2018-09-21 (日) 更新日 2018-09-30


常徳寺庭園周辺の庭園

松田屋ホテル庭園
山口市 28km
松田屋ホテル庭園
漢陽寺
周南市 31km
漢陽寺
雪舟の郷記念館 八景園
益田市 45km
雪舟の郷記念館 八景園

100km以内の庭園スポットを直線距離で表示




山口県の人気夜景スポット