見浜園
みはまえん
昭和62年(1987)に県立の都市公園が開園。3年後の平成2年(1990)には「日本の伝統的文化を表現し、接してもらう」ことを目的として池泉回遊式庭園「見浜園」が開園。
まずは見浜園を広域で眺める。借景に50階建ての地上180m「アパホテル&リゾート 東京ベイ幕張」。都内の浜離宮恩賜庭園と同じく、中途半端なビル郡が借景となるよりも気持ちいい。
北側を眺めれば、ホテルザ・マンハッタンが顔を覗かせる。日本庭園とのバランスは悪くないと思う。
下の池に架かる木で造られた太鼓橋を望む。
下の池に設けられた島。護岸の岩組と松の配置が美しい。
池泉の水を美しく魅せる技法である「洲浜(すはま)」。ただ安全性を配してか、玉石がセメントで固められており趣に欠けるのが残念でならない。
御影石の石橋。
あずまやと洲浜を望む。あずまやは、それほど視界は良くなく、休憩スペースと考えた方がよいだろう。
見浜園の案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | 近代ビルが建ち並ぶ幕張エリアに、和みを感じられる日本庭園をリーズナブルに利用できるのは嬉しい。借景の近代ビルも味があって悪くない。 |
× | 人工的な造りが丸見えの洲浜。茶室では立札席(りゅうれいせき)スタイルでお茶をいただけるが、眺められる景色に違いがない。できれば茶室からは茶庭(露地)を鑑賞したい。立札席:座敷ではなく椅子に腰掛けるスタイル。 |