無量光院跡
むりょうこういんあと
無量光院跡は、平安時代末期に平泉を拠点に繁栄した豪族であるた奥州藤原氏の第3代当主・秀衡(ひでひら)が造営。宇治平等院の鳳凰堂を模した伽藍が建築されていた。平成23年(2011)には世界遺産に登録される。
毛越寺の周辺には、「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群-」として世界遺産に登録された無量光院跡、柳之御所遺跡、観自在王院跡がある。こちらを立ち寄る人は多くはないが、汀線(ていせん)の美しい日本庭園を楽しめる。正面には、かつて宇治の平等院鳳凰堂を越えるスケールの伽藍が建築されていた。汀線: 陸地と水面の境
美しい曲線を持つ出島。護岸石組や洲浜(すはま)はみられない。
中島には橋が架けられた形跡はなく陸続きになっている。
池泉に流れ込むS字の水路である遣水(やりみず)が復元されている。
出島を池泉越しに眺める。
JR東北本線の車窓から世界遺産が眺められるのも面白い。
かつての伽藍。西側にある小高い山「金鶏山」と伽藍の中心線が結ばれており、その稜線上に沈む夕日に極楽浄土をイメージした浄土庭園の最高傑作といわれている。
○ | 世界遺産指定の庭園に鉄道が時折通過する面白さ。 |
× | 民家などを視界から遮る目隠しの竹垣などが欲しい。 |