中村家住宅
なかむらけじゅうたく
	
						中村家住宅は琉球時代(18世紀中頃)の住居建築の特徴を全て残した貴重な遺構。昭和47年(1972)に国指定重要文化財に登録されている。
						多くの土地を所有していた上層農家の住宅が残された中村家住宅。解説員の説明とともに見学できる。
						記事作成時に気づいたのだが敷地内には小さいな枯山水のような庭園が残されているが、そちらには気づけず写真には納められていない。
						母屋(ウフヤ)の一番座からの眺め。一番座とは客間を意味し、二番座は仏間、三番座は居間となっている。
						ひときわ目を惹いたのはこちらの石である。壺を置いている石は窪みが多くあり中国で好まれる太湖石(たいこせき)ではなかろうか。この太湖石に中国の文化を感じとれる。なお太湖石については中国四名園の首位に君臨する世界遺産「拙政園(せっせいえん)」の記事を参考にしてほしい。
						敷地周辺も散策でき、高い場所から赤瓦の屋根を観察してみられるのが良い。
						このような場所も歩ける。
						手前から三番座、二番座、一番座。右手の門が中門となり、中門の右側には顔隠し塀(ヒンプン)がある。これは外部から内部が直接見通せないように高くしている。
						離れ座敷(アシャギ)からの額縁庭園。
						解説員に見ていってほしいと言われたのが石塀である。
						隙間が最小となるように積まれ、美しい塀となっているとのこと。確かに。
| ○ | 石塀の造形が美しく、この石塀は客間からも眺められる。 | 
| × | 特に見当たらない。 |