旧大島邸
きゅうおおしまてい
旧大島邸は明治18年に唐津銀行(のちの佐賀銀行)を創設した大島小太郎の邸宅。主屋は明治28年頃に完成したものであり、当初は現在地から300mほど離れたところに建っていた。平成29年(2017)に現在地にて復元されて一般公開された。
小学校校舎の増改築に伴って解体された大島邸が2017年に復元されて一般公開された旧大島邸。主屋棟、茶室棟、管理棟の3棟で構成されており、明治時代の和風住宅の特徴を残している建築物として復元されている。
庭園は新たに作庭された近代庭園であり、主屋の正面に2つの築山を設けている。
西側の築山には二石組の立石や、石灯籠を配置している。
東側の築山には枯滝石組を設けている。ただし全体的に弱い石を使っており、滝石組の意匠としても単調さを感じてしまう。
こちらの石組は力強さを感じるもので、本庭園では最も美しいと思われる。
茶室棟を撮影。
茶室にはにじり口を設けている。
主屋から額縁庭園を撮影。
○ | 主屋から二方向に広がる額縁庭園には、両方向にも築山が視界に入るように工夫されている。 |
× | 枯滝石組の意匠がやや単調。 |