頼清寺
らいせいじ
頼清寺は鎌倉時代(1275)に創建された曹洞宗の寺院である。出雲地方に地盤を築いた宇多源氏佐々木氏の一族である湯氏によって創建されたと伝わる。庭園は石碑によると、平成9年(1997)に築庭「十四* 博章」、施工に「堀江農園」、「吾郷造園」と刻まれている。*は文字が読めず。
島根県雲南市にある石照庭園の園主である堀江洋伸(堀江農園)らが施工した枯山水。白砂敷きの平庭に角張った力強い石を配置している。
当時は苔の島だったようですが、日当たりが良すぎるためか、苔の大半が無くなってしまっているのが、やや残念だ。
三尊石風に組まれた石組。借景を取り入れるためか、土塀は低く抑えられている。
二石組。周辺の山並みに見立てているようにみえた。
参道から蹲踞(つくばい)を撮影。手水鉢の手前だけ苔が豊かになっているのは、手水鉢からの水まきがあったせいでしょうか。
北側にはやや趣向の異なる庭があり、奥には宍道湖が顔を覗かせている。
○ | ひとつひとつの石が力強く、シンプルな枯山水ながら見入ってしまう。 |
× | 苔島が消滅しかかっている。 |