猿賀公園 日本庭園
さるかこうえん にほんていえん
平安時代に深砂宮(神蛇宮)として創始し、明治4年より猿賀神社と改称された神社に併設された猿賀公園は昭和53年(1978)に整備された。道路を挟んで東西に公園と庭園があり、東側の日本庭園には平成15年(2003)に見本庭園が新たに完成。
東部には池泉回遊式庭園と枯山水があり、巨石と池泉による近代的な庭園といっていいだろう。
公園であるが故、飛石も安全第一で大きな平石を使っている。
池泉の奥には、枯滝石組と枯池の枯山水を造っている。
蓬莱石のような巨石。
猿賀公園には見本庭園というエリアがあり、6つの小規模な庭園がある。造園業の盛んであった尾上地区の造園業者が、6つの庭園を作庭している。2018年頃までは庭園毎に施工価格が表示されており、およそ100万円前後。このような見本庭園は、新潟にある道の駅 庭園の郷 保内でもみられる。
見本庭園のひとつ。枯滝石組の頂部は三尊石風に遠山石を配置して、手前には水を左右に分ける水分石を置いている。
見本庭園のひとつ。枯池に洲浜を設けた施工例であり、力強さが足らないと感じた。
猿賀公園の案内図(本記事で紹介しているのは右側のエリアである) [ 案内図を拡大する ]
○ | 国指定名勝の盛美園に隣接したエリアに清藤氏書院庭園や、今回紹介する近代庭園など様々な庭園を一度に楽しめるのが良い。 |
× | 施工料金の看板がなくなっているが、最新価格に更新して載せたほうが興味を引く人が増えると思われるので、なくなってしまったのは残念である。 |