雪舟生誕地公園
せっしゅうたんじょうちこうえん
総社市出身の水墨家にして作庭家である雪舟の誕生600年を記念して、令和2年(2020)11月に開園した公園。枯山水や雪舟に関連する動画やパネル展示を楽しめる。
岡山総社ICを降りたところ「雪舟誕生地公園」の看板が目に飛び込んだ。事前リサーチで知らなかった地名で、すぐさま調べると昨年(令和2年)に開園したばかり。これは立ち寄るしかないと思い、ICから車で1分だったこともあり過密スケジュールなかでも見学できた。
雪舟による作庭された庭園は、大半が山水画の世界をイメージした池泉庭園であるが、記念庭園は島根県益田市の雪舟の郷記念館 八景園同様に枯山水になっている。
施工は地元のエイゼン社によって行われている。枯山水は苔の野筋に巨石と小型の石を配置したもので、4石は直線状に配置している。(全写真参照)シンプルでモダンな枯山水といったイメージだ。
室内から雪舟に関連する映像を見ながら、横目で大きな窓ガラス越しに枯山水を楽しめる仕掛けになっている。
離れに、室町時代を感じさせる家屋が建てられ、屋内からも庭園を眺められるようになっている。
○ | 雪舟に関するパネル展示が充実しており、知識の吸収ができる。 |
× | 枯山水はごく一般的なものであり、室町時代を感じさせるさせるような古庭園の要素が欲しかった。 |