外谷汐入庭園
そとやしおいりていえん
外谷汐入庭園は、米穀商を営んでいた外谷辨次郎(そとやべんじろう)の邸宅庭園である。昭和8年(1933)頃に作庭された庭園で、現在は葛飾区に寄贈後に庭園跡を改修し整備して公開された。
かつては、池泉に中川の水を引き入れ海の干満にあわせて、池の汀と水面の様相の変化を楽しむ汐入庭園だった。
飛石は厚みのある力強いものだ。解説によると庭石には紀州や筑波など19種類の自然石が使われているとのこと。
人工の小滝も造られている。
5月には藤棚も楽しめる小さな庭園である。
○ | 全国から採取した自然石による飛石が力強い。 |
× | 全体的に植栽が多く池泉の形状などがよく見えない。池の周りの植栽を除去することで、汐入庭園の面影を感じさせてくれるものになるだろう。 |