旧高取家住宅庭園
きゅうたかとりけじゅうたくていえん
旧高取邸は明治から大正時代にかけて炭鉱開発で知られる高取伊好(これよし)の邸宅。本格的な能舞台を屋内にしつらえており、平成10年(1998)には国指定重要文化財に登録された。令和5年には邸宅庭園が佐賀県指定名勝にも登録された。
令和5年(2023)に邸宅庭園が佐賀県指定名勝を受けた旧高取邸。庭園は4つの庭で構成され中庭、大広間棟に面する池泉式庭園の奥庭、居住棟の仏間に面する「北側の庭」、東側の「朝香宮お手植えの松の庭」からなる。まずは敷地外の堤防から外観を撮影してみる。
塀越しに奥庭を眺めてみると、芝庭に飛石を打っており、個人邸としては広い邸宅庭園である。
入館料を支払い邸宅庭園から撮影。訪問日は雨天でどんよりした空であるが、逆光や明暗が気にならなくなるので、空が入らない庭園撮影の場合は好条件である。
目立った石組はみられないが、そのなか一石だけ烏帽子のような立石をみつける。
奥広間と奥庭を望む。
室内では庭方向以外は撮影禁止であるため、能舞台などは撮影できなかった。こちらは能舞台のある奥広間からの額縁庭園。
つづいて内廊下から中庭を撮影。正面にみえるのが茶室へと繋がる露地門。
右手に露地門。露地門と対峙する位置にマリア像のような唐津焼の景物がある。露地は死角になり見学できなかった。
二階の大広間から高島を望む。海岸沿いには松が植生しており、国指定名勝の虹の松原との連続性がみられる。
旧高取邸の案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | 二階の大広間からは海と高島を借景に取り込んだ邸宅庭園になっている。 |
× | 特に見当たらない。 |