世界2,500ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る
国指定名勝

滝谷寺

たきだんじ
美しさ ★★
静寂さ ★★
福井県坂井市
  • 滝谷寺 入口

    小堀遠州の弟子・賢庭による池泉庭園

    池泉庭園 枯山水 / 国指定名勝
    庭園面積 1,000坪 (大規模)
    室内からも庭園を眺められる
    雨でも十分に楽しめる
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

滝谷寺の由来

滝谷寺は室町初期(1375)に創建された真言宗の寺院である。本堂裏手にある庭園は、福井県で初めての国指定名勝庭園があり江戸初期に作庭された。また観音堂前には島根県の足立庭園美術館を作庭したことでも知られる中根金作による「竜泉庭」があり、昭和43年(1968)に作庭された。






  • 礼拝石

    早朝から東尋坊を散歩して、東尋坊から車で5分ほどの距離にある国指定名勝庭園へ。本堂から飛石でひときわ大きな礼拝石へと繋がる。

  • 護岸石組

    本庭園の見どころは出島だろう。力強く意欲的な護岸石組で囲まれている。

  • 枯滝石組

    「名園の見どころ(著:河原武敏)」によると、石橋の右側対岸に枯滝石組が設けられている。残念ながら庭園内には立ち石できず、植栽などの死角で確認しにくいため青マーカで目印を付けた。

  • 石橋の先に石段が続いていく

    別角度から出島を撮影すると、石橋の先に石段が続いていく。

  • 腹斜面と山裾で囲まれている

    植栽が多く庭園全景が分かりにくいが、山腹斜面と山裾で囲まれている。

  • 三尊石

    山腹には2ヶ所に三尊石を据えており、1つめが青色でマーキングしている場所にある。また記事最初に紹介した礼拝石も赤色で印を付けた。礼拝石:庭園のビューポイント

  • 三尊石

    先ほどの三尊石を望遠レンズ(35mm換算で230mm)で撮影。「名園の見どころ(著:河原武敏)」によると、立石の中尊石と脇侍石(きょうじせき)が互いに不等編三角形に組まれ、桃山時代の手法が色濃く残っているとのこと。

  • 三尊石

    聖天堂付近に2つめの三尊石があり、赤色で場所をマーキングした。(三尊石の様子が分かりやすいように、三尊石が明るくなるように写真をレタッチしている。)

  • 三尊石

    300mmの望遠レンズで三尊石を撮影。重森三玲によると、醍醐寺三宝院の藤戸石のの三尊石に似ていることより、本庭を作庭した庭師・賢庭(けんてい)によるものと推測している。賢庭:小堀遠州が設計した庭園の作庭に従事した。

  • やや雑然とした印象

    このように植栽の多さのゆえに、やや雑然とした印象を受けてしまう。

  • 竜泉庭

    続いて、観音堂前の「竜泉庭」へ。島根県の足立庭園美術館を作庭したことでも知られる中根金作によるもので、9つの石を心字に配し、観音菩薩の慈悲の心を表している。

  • 竜泉庭

    巨石はいずれも力強い。

  • 竜泉庭

    国指定名勝庭園に注目が集まり、こちらの石庭が有名な作庭家による庭園であることに気づいている人は少ないだろう。なぜならば、パンフレットにも公式サイトにも記載されていないからだ。


総評
小堀遠州の弟子にあたる庭師・賢庭(けんてい)によって作庭されたと推測される国指定名勝の池泉庭園と、足立美術館を手掛けた中根金作による石庭を一度に見学できる。
×国指定名勝庭園は植栽が多すぎて、主役となるような石組が見えにくくなっている。


アクセス
福井県坂井市三国町滝谷1-7-15
えちぜん鉄道「三国」駅 徒歩10分

駐車場
有り(無料)

開園時間
3月1日~10月31日 午前8時~午後5時
11月1日~2月末日 午前8時~午後4時30分 

入園料
大人 500円
中高生 300円
小人 200円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2021-07-23 (金) 更新日 2021-08-04

よくある質問


いつごろ作庭された庭園ですか。
作庭時期は江戸初期です。
雨でも濡れずに楽しめますか。
はい。充分に楽しめます。
抹茶や珈琲などを楽しむところはありますか。
残念ながら、ありません。


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