左京税務署
さきょうぜいむしょ
左京税務署は高官の屋敷跡であり、大正時代に作庭されたと考えられる屋敷庭園が残されている。庭園横には土蔵もあり、屋敷跡として庭園と土蔵が保存されているのだろう。
税務署に屋敷庭園が残されており、来訪者用の無料駐車場横に枯山水がある。税務署が利用できる時間帯であれば、誰も見学できるように解放されていた。
枯山水は整備はされているものの、草木が多く雑然とているというのがファーストインプレッション。枯山水のなかにも立ち入れるため細部を観察していく。
低めも築山を造り枯滝石組を設けているようにみえる。写真左手の刈り込みを除去することで石組が浮かび上がり庭園が引き締まると思われる。
緩やかに落とされた枯滝石組は、渓谷を思わすような意匠でもある。
遠くから眺めると雑然とした印象であるが、石組の細部を眺めてみると、自然界を思わせるような意匠で美しい。
○ | 枯滝石組から緩やかに落とされる意匠は細部に凝ったもので美しい。 |
× | 刈り込みが多すぎることで、石組が弱まっている。 |