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天授庵

てんじゅあん
美しさ ★★
静寂さ ★★
京都府京都市左京区
  • 天授庵

    幾何学的デザインをもつ苑路が美しい枯山水

    池泉庭園 枯山水
    庭園面積 1,000坪 (大規模)
    特筆事項 紅葉時期のライトアップ
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成

天授庵の由来

臨済宗 南禅寺派大本山・南禅寺の塔頭寺院である天授庵。創建は室町初期(1339年)であり、その後荒廃したが、安土桃山末期(1602年)に中興された。飛石の手法などから作庭は江戸幕府の茶人としても知られる庭園デザイナー・小堀遠州と推測される。






  • 方丈前庭の東庭 切石による直線的な飛石

    方丈前庭の東庭と、書院南庭で構成される天授庵。まずは方丈前庭から。こちらは枯山水であり、切石による直線的な飛石の構成は江戸幕府の茶人としても知られる庭園デザイナー・小堀遠州の発案である。つまり、この部分は中興された時代に作られた意匠となる。中興:一度衰えたものを復興

  • 方丈前庭の東庭 天端石

    枯山水と苔庭には、天端石を中心に5石で組まれている。

  • 方丈の縁側に腰掛ける女性

    方丈の縁側に腰掛ける女性。

  • 方丈前庭の東庭 枯山水

    枯山水の白砂は大河を表現している。白砂の対岸は低い苔山、白砂には盛り土した苔島が配置されて、奥の苔島には黒松が植樹されている。

  • 書院南庭 蓬莱島

    書院南庭に場所を移すと、こちらは池泉庭園となる。西池には蓬莱島が作られ、沢飛石と石橋で繋がっている。比較的丸みのある巨石による集団石組が印象的である。

  • 書院南庭 蓬莱島

    蓬莱島の頂には三尊石、山麓には迫力ある集団石組を楽しめる。

  • 書院南庭 蓬莱島の三尊石

    三尊石を間近で眺めてみる。鋭い立石で組まれている。

  • 書院南庭の石橋

    こちらは通行できない石橋を撮影。とても薄い平石と平石の2石で構成されていて、とても上品さを感じるポイントである。

  • 書院南庭の蹲居

    苔むした大きな自然石による蹲居(つくばい)。柔らかな曲線を描き上品さが伺える。

  • 書院南庭の三尊石

    西池から正面に蓬莱島を望遠レンズで撮影する。中央上部が三尊石となっている。

  • 東池に架かる八ッ橋

    南庭の東池に架かる八ッ橋。八ッ橋とは橋の種類のひとつで、複数の板をジグザグにした形状を表す。由来は無量寿寺(愛知県知立市)のカキツバタの池にある八ツ橋。現在では、八枚とは限らずハナショウブの池などでよく見られる。

  • 東池の滝石組

    東池には二段の滝石組がある。遠くて薄暗いため肉眼ではわかりにくいため、望遠レンズで撮影して明るくなるように画像処理を行った。すると水が岩肌を伝わらず離れて落ちる「離れ落ちの滝」で、滝下には水を受け止める「水受石」があることがわかる。

  • 本堂越しの額縁庭園

    本堂には入れないが、本堂玄関先の土間からは書院南庭を眺められ、望遠レンズを使うことで額縁庭園を撮影できる。


総評
幾何学的デザインをもつ苑路の枯山水と、集団石組で作られた蓬莱山が作られた池泉庭園の異なるタイプの庭園を一度に楽しめる。
×池泉庭園は植栽により魅力を失っていると感じるところがある。


アクセス
京都府京都市左京区南禅寺福地町86-8
東西線「蹴上」駅 徒歩8分

駐車場
あり(有料)

開園時間
午前9時~午後5時(冬期11月頃以降は午後4時まで)
臨時行事のある時は休止

入園料
500円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2018-11-16 (日) 更新日 2019-01-04


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