牛久大仏 浄土庭園
うしくだいぶつ じょうどていえん
浄土真宗東本願寺派の霊園「牛久浄苑」に平成5年(1993)建築された牛久大仏は、世界で6番目の高さを誇る立像の像高は100m。牛久大仏の足下には「本願荘厳の庭(ほんがんしょうごん)」が作られている。
牛久大仏の足下に鎌倉時代の作庭文献「山水秘伝抄(さんすいひでんしょう)」に基づいて作られた浄土式庭園がある。山水秘伝抄では池の手間を「客人島」、池の奥を「主人島」と呼ぶ。
奥にある築山が主人島となり三尊石を置いている。その手前の中島は蓬莱島となる。
三尊石を望むが、中尊石の手前にある草木は除去したほうが良いのではないだろうか。
三尊石の左手には二段落としの「正覚の滝(しょうがくのたき)」。
「正覚の滝」の上流には「四十八願の石」。
四十八願といっても、48の石があるわけではない。
牛久大仏の足下に「本願荘厳の庭(ほんがんしょうごん)」が作られている。牛久大仏の胎内は5階建てになっており、庭園のみのチケットではなく「大仏胎内を含むすべての拝観」のチケットで見学してみたいところだ、
舟石は不老不死の妙薬があるとされる蓬莱山に向かっている。
「横越の橋(おうちょうのはし)」は南無阿弥陀仏と6歩で渡るように案内されている。此岸と彼岸を結ぶ橋をイメージしているのだろうか。
「願力廻向の流れ(がんりきえこうのながれ)」。要は「流れ」である。
願力廻向の流れ。
願力廻向の下流・写真右奥が「横越の橋」であり、その上流が本願荘厳の庭となる。
本願荘厳の庭 案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | 世界一の大仏様の麓に作られた浄土庭園というコンセプトは他では見ることはできない。池泉の上段、下段の「流れ」も美しい。 |
× | 三尊石の中尊石が木々で一部隠れているのが勿体ない。 |