渡辺高蔵旧宅
わたなべこうぞうきゅうたく
江戸時代末期の思想家・吉田松陰が設立した「松下村塾」の最後の門下生である渡辺 高蔵(天野 清三郎)の旧邸宅。明治中期に建てられた建築物は整備され、平成24年(2012)から一般公開となった。
主屋の北側はパンフレットには「主庭園(書院式露地)」と表記されている。書院式露地という言葉はあまり聞かないが、石川県小松市の国指定名勝「那谷寺 庫裡庭園」が、石川県の公式サイトにて書院式露地風の庭園として紹介されている。書院式露地とは、私の解釈では「飛石主体の露地」である。
主庭園(書院式露地)を含めお庭は散策可能。
こちらは腰掛待合の跡地とのこと。腰掛待合とは主人の迎えを待ち茶室へと向かう待合場所である。
数寄屋建築の茶室は三畳台目。台目(だいめ)とは茶室の畳のことであり、一般的な畳の約4分の3である。飛石はにじり口へと導かれる。
主屋敷からの額縁庭園。
訪問日はイベントで脇屋敷には萩焼が展示されていた。
渡辺高蔵旧宅の案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | 書院式露地と呼ばれる飛石主体の露地を見学できる。 |
× | 特に見当たらない。 |