昭和8年(1933)に議員・田中源が公園用地として当時の東京市に寄付。田中源の屋号「行船」にちなんで行船公園と名付けられた。その後、江戸川区へ移管され昭和58年に自然動物園が開園。平成元年に平成庭園が開園。(屋号:一家の特徴をもとに家に付けられる称号)
事前予約で有料利用できる源心庵。お茶会以外でも利用できて、かつ21時まで借りられ利用用途は広い。
大滝と名付けられているが、さほど迫力はない。布のように岩肌を滑り落ちる「布落(ぬのおち)」に分類されるだろうか。
源心庵のデッキ部「月見台」を池へ張り出した浮御堂(うきみどう)の形式になっていることが分かる。
潮入りの池と主池の間に高さ50cmの堰堤(えんてい)。このようなシーンは三脚とNDフィルタでスローシャッターが基本テクニック。ただ、どちらの機材も持参してきておらず、シャッター速度を稼ぐために、ISO64という超低感度かつ、絞りをf/22と最大にして、手ぶれ補正でブレないぎりぎりのシャッター速度で撮影。(1/3秒 f/22 ISO64 NikonD810)
つつじ亭から主池を眺める。
源心庵の裏手に、枯山水があることに気づく。これは事前リサーチでは気づかず、思わぬ嬉しいサプライズ。ここだけは、子供が少なくゆっくりできる。
枯山水に時折みられる盛砂。これは厄除けや場の浄化としの風習である「盛り塩」と同じ意味を表すようです。
飛石、長方形の氷紋敷(敷石)を伝って枯山水を楽しめる。枯山水内に散策路が設けられることは少なく、そういった意味では貴重な体験をできる庭園だろう。ただ、無料開放された場所で、たまに子供が走り砂紋が崩れているところもあるはご愛敬。
片足の石灯籠(いしどうろう)の意匠が面白い。
僅かながら竹林もある。ここまで行くと全部入りの日本庭園だろう。
平成庭園に隣接する自然動物園のフンボルトペンギン。どちらも無料のため、庭園と動物を一緒に楽しめる場所といっていいだろう。
平成庭園の案内図 [ 案内図を拡大する ]
○ | 都内ではあまり観られない枯山水が楽しめる。また、隣接する動物園でペンギンやレッサーパンダにも会える。 |
× | 動物園や公園に隣接した無料の日本庭園のため、多くの子供が走り回る騒がしい。 |