越路の庭 もみじ園
こしじのにわ もみじえん
明治29年(1896)頃に大地主の高橋家の別荘荘「巴ケ丘山荘」の庭園として造られたのが「もみじ園」。建物は同年代に建築された近代和風住居であり、平成元年に旧越路町に寄贈され公開されるように。平成27年(2015)には登録有形文化財の登録をうける。
紅葉シーズンにはライトアップされる「もみじ園」は、樹齢150~200年の楓、山桜、ツツジなどが植えられている。
明治時代に建築された巴ケ丘山荘には、居間から枯山水を鑑賞できるようになっている。なお4月~11月は巴ケ丘山荘を有料で借りられる。
枯山水を眺められる8畳の「さくらの間」は、3時間で1000円ほどとリーズナブル。
巴ヶ丘山荘の西側に巨石による滝石組があるが、草木が伸びていることで石組が見えにくくなっている。三段落としの滝石組で、頂部にある立石には奥行きがある。滝石組を横切るように苑路があるので、登ってみると
頂部はこのようになっている。上段を奥に造っている滝石組は意外に多く、有名な庭園でいえば東京の旧古河庭園が挙げられ、植木職人7代目・小川治兵衛によって作庭されている。
頂部を別方向から撮影。
巨石による石灯籠。
越後平野を一望する高台にあるため、もみじ園からはこのような景色も楽しめるのが魅力的。また園内には平日(月・火・木・金)のみ営業している蔵カフェ「髙九蔵Cafe」も併設。
○ | もみじに注目が集まるが、巨石による滝石組のポテンシャルは高い。 |
× | 滝石組が雑草により魅力が弱まっている。 |