世界2,500ヶ所の夜景を巡った男が庭園を巡る
国指定名勝

円成寺(圓成寺)

えんじょうじ
美しさ ★★
静寂さ ★★★
奈良県奈良市

円成寺(圓成寺)の由来

創建は奈良時代(756)と伝えられ、庭園は平安時代末期(1153)に整備された。明治には池泉と楼門の間の露地に県道が走っていたが、昭和36年(1961)に県道が池泉の南に移され現在のような静寂な庭園に戻った。






  • 円成寺浄土式庭園

    奈良市郊外の忍辱山町(にんにくせんちょう)にある浄土式庭園をもつ円成寺。ここから10kmほど離れたところにも、同じく浄土式庭園の浄瑠璃寺がある。円成寺庭園は、楼門前に池泉があり中島が造られている。

  • 中島・反橋・平橋を配した浄土式庭園

    この中島は、このように反橋と平橋が架けられていた。中島の南部には橋台の遺構がみつかります。つまり中島・反橋・平橋を配した浄土式庭園で、橋を渡りきると極楽浄土に辿りつくようになっている。横浜の称名寺で中島・反橋・平橋を配した浄土式庭園がみられる。

  • 平橋を支える橋台の遺構

    中島を北側から眺めると、平橋を支える橋台の遺構がみつかります。左側には石臼型の手水鉢がある。かつては穴を空け噴水となっていたとのことで、当時のものは東京国立博物館・柳瀬分館に移されている。

  • 亀島のような意匠がみられる

    中島の北側には、亀島のような意匠がみられる。

  • 池泉西側にも中島が配置

    池泉西側にも中島が配置されている。こちらには当時より橋は架けられていない。

  • 中島を池泉北側から眺める

    先ほどの中島を池泉北側から眺める。中島の左手には岩島があり美しい。

  • 岩島に黒松が植樹

    別角度から眺めてみると、このように岩島に黒松が植樹されている。そして、池泉をよく見てみると3色に分かれている。そう池泉が凍結しているのである。奥が凍結、中間がシャーベット状態、手前が凍っていない状況である。

  • 年に数日しか見られない貴重な光景

    望遠レンズで捉えると、このようにスケートのリンクのように白色に染まる。年に数日しか見られない貴重な光景に感動。

  • 中島の反対側からも、凍っている様子が分かる。

    中島の反対側からも、凍っている様子が分かる。

  • 護岸石組はみられない

    護岸石組はみられない。ただ、岸に沿って気になるものがある。それは

  • 2列の松丸太杭

    二列に整列した杭があるが、これは「詰杭(つめぐい)」と呼ばれるものだろう。池の波が直接土手にぶつかるのを防いであり、他には日本最古の公園である南湖公園(福島県白河市)でもみられる。


総評
奈良県に残る唯一の浄土式庭園を静寂な環境で観賞できる。
×園内には平安時代に作庭されたという記述だけで、解説がないため事前知識がないと単純な池泉庭園にしかみえない。


アクセス
奈良市忍辱山町1273
JR・近鉄奈良駅から柳生、邑地中村、石打行きバス「忍辱山(にんにくせん)」下車すぐ、奈良駅から車で約20分

駐車場
有り(無料)

開園時間
9:00~17:00

入園料
池泉庭園は無料
本殿は大人400円

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2018-12-31 (日) 更新日 2019-12-01


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