山野愛子邸(がんこ新宿)
やまのあいこてい(がんこしんじゅく)
日本にパーマ技術を普及させ、山野美容専門学校を開設した美容師・山野愛子の旧邸宅。平成26年(2014)に「がんこフードサービス」の「屋敷」シリーズとして7店舗目としてオープンして一般公開された。
和食処「がんこ」には歴史的に価値ある屋敷で家屋や庭園を眺めながら過ごせる「お屋敷」シリーズがあり、2023年時点で9ヶ所ある。庭園ガイドでも京都の楽々荘(がんこ亀岡)、六三園(がんこ和歌山)などを取材してきた。
山野愛子邸は2階建て。1階は共有の食事処で窓際ならば庭園を眺められ、2階は個室となっている。
庭園は水の張った池泉と、水の張っていない枯池となっており、東西に渡した木橋の南北で景観が異なっている。ちなみに6月に取材したが園内は草木が伸びきっており、やや残念な感じであった。
園内には鳥居に向かって敷石が敷かれ、大きめの燈篭を据えている。
2階の個室。予約時は個室希望をしていなかったが、予約後に店舗より電話があり個室料金なしで個室を手配して下さった。おそらく6名という人数だったからだろう。案内された個室は庭園を見下ろせない北側であるが、小さな内庭を設けている。
個室から内庭を撮影。
今回は私が管理人を務めるfacebookグループ「日本庭園」にて、第2回オフ会で本店舗を利用させていただいた。最大3時間利用でき、ゆっくりと会話を楽しむには申し分のない環境である。
○ | ちょっとしたお庭を眺めながら個室で食事できる空間としては申し分ない。 |
× | 庭園の草木が伸びていて手入れが追いついていない感じを受けた。草の影響が少ない冬期などに訪問するのが良いだろう。 |