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當麻寺 奥院

たいまでら おくのいん
美しさ ★★
静寂さ ★★
奈良県葛城市
  • 當麻寺(当麻寺) 奥院

    浄土教の庭を枯山水で池泉で表現

    池泉庭園 枯山水
    庭園面積 1,000坪 (大規模)
    特筆事項 襖絵「花鳥浄土」特別公開時には、「二河白道の庭」を大方丈から眺められる。例年11月後半から12月前半に開催。
    作庭時期 不明 ~飛鳥 奈良 平安 鎌倉 室町 安土桃山 江戸 明治 大正 昭和 平成 令和

當麻寺 奥院の由来

當麻寺(当麻寺)は飛鳥時代(612)に創建。塔頭寺院で最大規模なのが奥院であり、室町時代(1370)に作られた。奥院には2つの庭園があり、昭和後期に「昭和の小堀遠州」と称えられた作庭家・中根金作(なかね きんさく)によって作庭された二河白道の庭(にがびゃくどう)と、平成5年頃に作庭された浄土庭園がある。






  • 浄土庭園

    當麻寺(当麻寺)奥院には2つの庭園があり、まずは二上山を借景とした恵まれた敷地に作庭された浄土庭園をご紹介。

  • 現世を石組と渓流で表現

    現世を石組と渓流で表現し、現世からスロープになった苑路を進むと、来世となる阿弥陀仏浄土の世界が広がる。

  • 舟石

    手前の現世である此岸(しがん)と、来世の彼岸(ひがん)を結ぶ舟を表現している舟石がある。このような構図は、江戸時代に作庭された京都の蓮華寺でもみられる。

  • 滝石組

    来世の世界をイメージした彼岸を望む。奥には巨石による滝石組がある。

  • 石垣の地形を活かした石組

    楼門近くにも石垣の地形を活かした石組がある。

  • 花頭窓

    二河白道の庭は、襖絵「花鳥浄土」特別公開時以外は、この花頭窓(かとうまど)からのみ観賞できる。本記事は、花頭窓から撮影した写真となります。

  • 二河白道

    二河白道とは浄土教における極楽往生を願う信心で、鎌倉時代の作品「絹本著色二河白道図(国宝)」をイメージ。右が炎に包まれた様子で、赤砂が敷かれた枯山水である。赤砂が敷かれた枯山水では、重森三玲による京都・東福寺の龍吟庵でみられる。

  • 中根金作によって作庭された二河白道の庭

    足立美術館の庭園を手掛けた中根金作によって作庭された二河白道の庭は、白砂と苔庭が融合した美しいものである。

  • 二河白道の庭

    そして左手を眺めると、苔庭で濁流の様子を見立て、その間の白砂が向こう岸にたどり着ける道と見立てていると思われる。浄土教における極楽往生をイメージした二河白道の庭があり、その繋がりで浄土庭園が造られたのだろう。


総評
「二河白道の庭」の枯山水は赤砂と苔庭の組み合わせが美しい。
×浄土庭園は雄大であるが、やや大振りな造形である。


アクセス
奈良県葛城市當麻1263
近鉄南大阪線「当麻寺」駅 徒歩15分、大阪方面からは西名阪「柏原IC」から約20分、名古屋方面からは西名阪「香芝IC」から約30分

駐車場
有り(無料。地図のピン位置に2ヶ所ありますが、分かりにくいため公式サイトで確認ください。) 周辺のコインパーキングを地図から探す

開園時間
午前9時~午後5時

入園料
一般 300円(庭園のみ)

公式サイト

地図
正門にピンを立てています。
訪問日 2019-12-28 (土) 更新日 2020-01-25


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