上杉神社
うえすぎじんじゃ
戦国最強の武将・上杉謙信を祀る上杉神社は、明治4年(1871年)に創建。
3連休の上杉神社は多くの観光客で賑わいを見せる。本庭園は本殿のすぐ横とい分かりやすい場所にあるにも関わらず、目を留めているいる人は少ない。単なる池にしか見えていないのだろう。ただ逆光のなか目を凝らして観察すると風格のある滝石組に気づく。
何段にも落とされた滝石組。苔付いた滝石は風合いがあり、長野県駒ヶ根市の光前寺庭園の滝石組を思い出す。
別角度から滝石組を撮影。
滝石組下部は二叉に分かれ池泉に落としている。この辺りの意匠も見事だ。
滝石組上部。
築山に集団石組、護岸石組には横石をメインにして組まれている。
庭園全景。右奥にも池泉があり2ヶ所の池泉は流れで繋がっている。
東口のすぐ左手に石段があるが、ここにも斜面を活かした石組がある。
最上段には枯滝石組を組んでいる。こちらの石組は先ほどの庭園以上に注目する人がいない、庭園マニア向けにポイントだろう(笑)。今回は日差しが強く、明暗が強い写真になってしまった。本サイトではレタッチより明暗を抑えているものの曇や雨天時はもっと美しい姿を魅せてくれるだろう。晴天以外に再訪したい庭園のひとつだ。
○ | 本殿横の何段にも落とされた滝石組が風合いが良く美しい。 |
× | 滝石組周辺の草木がもう少し綺麗に伐採されると、より魅力が増すと思う。 |