大隈庭園

パーキングチケットを購入して車を路肩に停めて、早稲田大学入試日に訪問。リーガロイヤルホテル東京を背景に大隈庭園を撮影。

早稲田大学をバックに池泉庭園を撮影。大隈庭園は靖国神社 神池庭園を作庭した佐々木可村（鈴木柯村）によるもので、芝庭を中心とした明治以降らしい様式だ。

流れを設け、舟着石や礼拝石のような平石がみられる。

沢飛石を伝って上流へ向かう。流れの起点には滝石組があるかと思ったが、特にそのような意匠は見当たらなかった。

一方、下流には枯滝石組のような石組が見つかり、頂部には遠山石を思わすような立石を据えている。この石組が大隈庭園で古庭園らしさを感じたポイントだった。

昭和27年（1952）に飛騨から移された茶室「完之荘（かんしそう）」。

2種類の切石による「真の延段」。切石だけを使った延べ段は「真の延段」、自然石だけのものを「草の延段」、切石と自然石をミックスしたものを「行の延段」と呼ぶ。

完之荘の前にある蹲踞（つくばい）は、茶室に入室する前に身を清める場所である。4つの役石のうち手水鉢の手前にある平石は身を清める時に立つ役石であり、とても巨大だ。このような蹲踞（つくばい）は、他に例をみない意匠だ。蹲踞の解説は新潟県新発田市の清水園を参考にして欲しい。

相棒などドラマで良く使われるリーガロイヤルホテル東京のガーデンラウンジ。ここからも庭園の一部を見学できる。