的山荘（旧成清博愛別邸庭園）

大正時代にゴールドラッシュで沸いた山香町。このゴールドラッシュで財を成した成清博愛の別荘が大正時代から料亭として現在も営業している。国指定名勝に登録されている庭園は料亭の利用者以外にも開放されている。著名な庭園を持つ飲食店が食事利用者以外にも庭園を開放しているのは、楽々荘（がんこ亀岡）や五風荘庭園（大阪府岸和田市）などがある。

別府湾を望む屋敷のため斜面を利用した庭園となり、飛石が階段と一体化するように打たれている。

巨石の沓脱石は鞍馬石だろう。

屋敷の西側にはgoogleマップでは「別棟跡庭園」と表記された庭園があるが、このような表記はネット上での記事には見つからなかった。

別棟跡庭園には池泉回遊式庭園があり、現在は水が抜かれていた。池底に芝が生えていることよりメンテナンスのために抜かれていたのではなく、永続的に水を抜いているのだろう。

護岸石組の手前は際だった意匠であるが、後方はコンクリート化されているところもある。

先ほどの際だった意匠と評価した護岸石組を別角度から撮影。適切な水位で水が張られたj様態でみてみたいものだ。

沢飛石も設けられている。

沢飛石を上から見下ろす。

切石による石橋。

別府湾越しに東別府駅方面を望む。