江戸初期の武将・加藤清正の下屋敷であった土地に、実業家・大谷米太郎が東京オリンピックのためにホテルニューオータニを昭和39年に建築。その時期に日本庭園はホテル敷地の一部となった。現在の日本庭園は植木職人7代目・小川治兵衛の甥となる岩城 亘太郎によって作庭。
「帝国ホテル」「ホテルオークラ東京」と並ぶ御三家である「ホテルニューオータニ」。本ホテルはなんといっても日本庭園が有名である。
日本庭園のシンボル的存在が落差6mの大滝である。流水のある滝を撮影するときはスローシャッターを活用したい。手持ちで撮影するため、ISOを50まで落とすことでシャッター速度を遅くできる。今回はシャッター速度は1/8秒であり、最近のミラーレスであれば手ぶれ補正機能が強力であるため、これぐらいであれば手持ちでもブレなく撮影可能だ。機材:Sony α7Ⅳ + FE 24-105mm F4 G OSS
苑路沿い刈り込みは2層構造になっており美しい。
大滝に上に登ってきた。こちらにはいくつかの枯山水と太鼓橋などがある。
佐渡島の金山より運ばれた赤玉石を据えた枯山水。
こちらにも枯山水。本庭園を作庭した岩城 亘太郎は、日本庭園で初めて芝生を使ったといわれる小川治兵衛(通称、植治)に従事したこともあり、白砂と芝を融合した意匠になっている。小川治兵衛の代表作は京都の無鄰菴である。
焦点距離14mm(Sony FE 14mm F1.8 GM)の超広角レンズでガーデンタワーと日本庭園を撮影。
茶室「和楽庵(わらくあん)」は、明仁皇太子殿下の祝賀茶会のために昭和28年(1953)に移築されたものだ。
武将・加藤清正の下屋敷時代からの庭園であった名残を残す佐渡の化石。木の根がそのまま化石になった珍しい石であり、4個の化石がある。
奥に見える空間がガーデンラウンジ。ガーデンラウンジからは大滝と太鼓橋の美しい姿を眺められるが、7000円ほどかかることもあり未体験・・・
○ | 池泉庭園、枯山水、露地が全て詰まった日本庭園であり、やはり大滝の迫力は見逃せない。また日没後はライトアップされているのも嬉しい。 |
× | 露地は生け垣越しにしか見学できないのが、やや残念。 |